イベント｜東京大学薬学部

日時：2019年10月2日（水） １0：0０～12：0０
場所：東京大学薬学部総合研究棟2階講堂
参加費：無料
講演者：加藤 幸成 先生
所属：東北大学大学院医学系研究科

　モノクローナル抗体は、がんや免疫疾患を中心としたあらゆる病気の診断や治療に活用されている。近年、抗体遺伝子の高度な改変により、低分子化抗体や二重特異性抗体など、あらゆるフォーマットが開発されている。また、ADCやCAR-Tなど、抗体の治療への応用が活発化している。一方、抗体への抗がん剤付加や免疫細胞誘導を行う場合には、正常組織への毒性が懸念されるため、がん細胞に特異的な抗体が必要となる。がん特異的抗体の作製には、必ずしも派手な新規技術は必要なく、古典的な技術を大切にすることが重要である。本セミナーでは、我々が実施している抗体作製の実施例を紹介する。