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2017/11/02 (Thu)

東京大学大学院薬学系研究科の新井洋由教授、田口友彦特任准教授の研究グループが、細胞の増殖に重要な転写共役因子YAPが生体膜リン脂質により活性化されることを世界で初めて解明

東京大学大学院薬学系研究科の新井洋由教授、田口友彦特任准教授の研究グループは、細胞の増殖に重要な転写共役因子YAPが生体膜リン脂質により活性化されることを世界で初めて明らかにしました。本研究成果は2017年11月1日付でNature Communications (オンライン版)に掲載されました。
 
原著論文:
Matsudaira, T., Mukai, K., Noguchi, T., Hasegawa, J., Hatta, T., Iemura, S.-i., Natsume, T., Miyamura, N., Nishina, H., Nakayama, J., Semba, K., Tomita, T., Murata, S., Arai, H., and Taguchi, T. “Endosomal phosphatidylserine is critical for the YAP signalling pathway in proliferating cells.”, Nat Commun 8, 651., doi: 10.1038/s41467-017-01255-
論文へのリンクはこちら:
https://www.nature.com/articles/s41467-017-01255-3
 
東京大学大学院薬学系研究科の新井洋由教授、田口特任准教授らは、細胞の増殖を制御するHippo-YAPシグナルが生体膜リン脂質による制御を受けることを初めて明らかにしました。生体膜はリン脂質二重層で構成されていますが、細胞を外界と区別する障壁としての機能以外の役割に関しては不明な点が多く残されています。本研究では特定のリン脂質の近傍にあるタンパク質を同定する新しい手法を開発し、ホスファチジルセリンというリン脂質の一種ががん細胞の増殖に関わるHippo-YAPシグナルを制御することを初めて明らかにしました。今後、生体膜リン脂質を制御するタンパク質が、がん細胞の増殖を抑制する新規創薬ターゲットとなることが期待されます。
 


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