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2016/02/03 (Wed)

樫尾宗志朗大学院生、小幡史明特任助教(当時)、三浦正幸教授が、脂肪体におけるメチオニン代謝が遠隔的に組織修復に寄与することを発見

遺伝学教室の樫尾宗志朗大学院生、小幡史明特任助教(当時)、三浦正幸教授は、アミノ酸の一種であるメチオニンの代謝経路を脂肪体内で人為的に操作することで離れた組織の修復に影響を与えることを、ショウジョウバエ幼虫を用いて明らかにしました。本研究成果は2016年2月1日付けの米国科学アカデミー紀要「Proceedings of the National Academy of Sciences USA」Early Editionにオンラインで掲載されました。
 
(原著論文):Kashio, S., Obata, F., Zhang, L., Katsuyama, T., Chihara, T., and Miura, M. Tissue nonautonomous effects of fat body methionine metabolism on imaginal disc repair in Drosophila.
http://www.pnas.org/content/early/2016/01/27/1523681113.full.pdf
 
【発表概要】
 組織修復は生体が損傷した際の重要な防御応答の一つであり、個体の生存に不可欠なメカニズムです。多細胞生物の健常性は多くの臓器同士の相互作用によって維持されていますが、組織修復の過程においても他の組織からのサポートが重要である可能性が示唆されてきました。しかしながら、組織修復を支える体内環境因子の分子実体や、その普遍性についての理解は依然として立ち遅れています。
 研究グループは、ショウジョウバエ幼虫の上皮組織をモデルとして、組織修復の遠隔制御を担う遺伝子を明らかにする実験系を構築しました。この実験系を用い、脂肪体(脊椎動物の肝臓や白色脂肪細胞と同様の機能を持つ器官)におけるメチオニン代謝が遠隔的に組織修復に影響を与えることを発見しました。メチオニン代謝経路はショウジョウバエとヒトで共通していることから、本研究成果によって明らかになった遠隔組織による組織修復制御機構の医療への応用が期待されます。
 
【プレスリリースへのリンク】
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20160202-2/

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