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2015/09/26 (Sat)

小幡史明特任助教(当時)、三浦正幸教授が、Sアデノシルメチオニン代謝の促進が寿命延長に寄与することを発見

遺伝学教室の小幡史明特任助教(当時)、三浦正幸教授は、アミノ酸誘導体であるSアデノシルメチオニン代謝を促進させることで寿命が延長することを、ショウジョウバエをもちいて明らかにしました。本研究成果は2015年9月18日付けの英科学誌「Nature Communications」にオンラインで掲載されました。
 
(原著論文):Obata, F. & Miura, M. Enhancing S-adenosyl-methionine catabolism extends Drosophila lifespan. Nat. Commun. 6:8332 doi: 10.1038/ncomms9332 (2015)
http://www.nature.com/ncomms/2015/150918/ncomms9332/full/ncomms9332.html
 
【発表概要】
摂取カロリーの制限によって生物の老化を遅らせ、寿命を延ばすことができるという事は、酵母、線虫、ショウジョウバエ、マウスからヒトまで種を超えて広くみられる現象です。近年の研究から、必須アミノ酸の一種であるメチオニンだけを制限することでも寿命が延長することが示唆されています。しかし、その詳しいメカニズムは明らかになっていませんでした。
研究グループは、メチオニンそのものではなく、メチオニンから合成されるSアデノシルメチオニン(SAM)の代謝が寿命延長の決定要因であることを、ショウジョウバエを用いて明らかにしました。またSアデノシルメチオニン代謝の促進が、他の良く知られる寿命延長モデル(食餌制限や、インスリンシグナルの抑制など)における寿命伸展の一因であることを発見しました。SAM代謝はヒトにも保存されており、本研究成果によって明らかとなった新たな寿命延長機構のヒトへの応用が期待されます。
 
【大学プレスリリースへのリンク】
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20150924-3/

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