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2017/04/27 (Thu)

生理化学教室の前田深春大学院生、齋藤康太助教、堅田利明前教授は、哺乳細胞の小胞体分泌ドメインの生成機構を新たに解明

 生理化学教室の前田深春大学院生、齋藤康太助教、堅田利明前教授は、哺乳細胞の小胞体分泌ドメインの生成機構を新たに解明しました。本研究成果は2017年4月25日付けで米科学誌「Journal of Cell Biology」電子版に掲載されました。

雑誌:Journal of Cell Biology
題目: “TANGO1 recruits Sec16 to coordinately organize ER exit sites for efficient secretion”
著者: Miharu Maeda, Toshiaki Katada, and Kota Saito
DOI番号:10.1083/jcb.201703084
アブストラクトURL: https://doi.org/10.1083/jcb.201703084

【発表概要】
 小胞体では生体内の全タンパク質の約3割が合成されますが、これらは細胞内のさまざまな小器官に運ばれるか、細胞外へ分泌されて機能することが知られています。小胞体からのタンパク質の分泌は、ER exit siteとよばれる小胞体内の特殊な領域から出芽する小胞によって行なわれます。このER exit siteは哺乳細胞1細胞あたり数百個存在しますが、細胞周期や栄養状態などによって、その数や大きさ、局在が変化することが知られています。しかしながら、どのようにしてER exit site形成の場所が決定されるのか、その詳しいメカニズムはほとんど明らかになっていませんでした。今回、前田深春大学院生、齋藤康太助教、堅田利明前教授のグループは、同グループが以前同定したコラーゲン受容体と、その近縁分子が、小胞体上でER exit siteを形成する際の足場として機能する可能性を見出しました。ER exit siteの形成や消失は、癌化や様々な疾患に応じておこることが知られており、本研究の成果は、これらの疾患の病態理解につながることが期待されます。
 
 
 


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