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2015/04/01 (Wed)

薬品代謝化学の浦野泰照教授らが、ホタルの光で生理活性分子を高感度に捕らえることに成功

 ホタルの光に代表される生物発光を用いたイメージング手法は、非常に高感度なシグナル検出を可能とすることから、動物個体内での様々な生命現象を解明するために利用されています。中でも、特定の生理活性分子を認識することで、その発光がOFFからONになる生物発光プローブと呼ばれる分子を用いたイメージング手法は、どのような時に、どのような場所でその生理活性分子が発生しているのかを生きた動物個体内で可視化できる強力な手法です。しかし、これまで生物発光プローブのON/OFFを制御可能な方法は限定されており、検出できる生理活性分子の種類には大きな制限がありました。
 東京大学大学院薬学系研究科、同医学系研究科浦野泰照教授らは、ホタルの発光基質の類縁体に、基質が発光するために必要な、基質内の電子の遷移を制御できる化学スイッチを導入することで、生物発光基質のON/OFFを論理的にコントロールすることができることを初めて見出し、さらにこれを生理活性分子の一つである、一酸化窒素の生体内イメージングに応用することに成功しました。
 今回確立された手法を用いることで、動物個体内で様々な生理活性分子を生きたままの状態で観察することが可能になり、生命現象の解明に役立つことが期待されます。
 なお、本研究成果は、Journal of American Chemical Society(オンライン速報版)で公開されました。

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