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2017/05/18 (Thu)

薬品作用学教室の平木俊光大学院生、小山隆太准教授らがヒトiPS細胞を海馬ニューロンに成熟させることに成功

薬品作用学教室の平木俊光大学院生、小山隆太准教授らの研究グループがヒトiPS細胞を海馬ニューロンに成熟させることに成功しました。本研究成果は2017年5月17日付でFrontiers in Cellular Neuroscienceのオンラインで版で公開されました。
 
雑誌名: Frontiers in Cellular Neuroscience
論文タイトル: Differentiation of human induced pluripotent stem cell (hiPSC) derived-neurons in mouse hippocampal slice cultures
著者: Toshimitsu Hiragi, Megumi Andoh, Toshihiro Araki, Takayuki Shirakawa,
Takashi Ono, Ryuta Koyama, Yuji Ikegaya
DOI番号: 10.3389/fncel.2017.00143
アブストラクトURL:http://journal.frontiersin.org/article/10.3389/fncel.2017.00143/full
 
脊髄損傷やパーキンソン病などの疾患に対して有効な治療法は確立されていません。これに対し、失われた細胞を移植によって補う、細胞移植治療の開発が進められています。こうした背景の中で、ヒトiPS細胞から分化した神経細胞(hiPSC-neuron)は、細胞移植治療における移植細胞源として臨床応用が期待されています。しかしながら、移植されたhiPSC-neuronが周囲の脳組織環境に適応し、正しく成熟・機能するためのメカニズムは未解明であり、これを検証するための簡便な実験系の開発が求められていました。平木俊光君は海馬切片培養系を応用し、マウス海馬切片にhiPSC-neuronを移植して培養し、hiPSC-neuronが海馬の神経細胞へと成熟するかを検討しました。その結果、海馬培養切片に移植されたhiPSC-neuronは、移植された場所に応じた神経細胞マーカーを発現し、その場所に特異的な神経細胞の形態を示すことがわかりました。
 


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