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2014/05/12 (Mon)

基礎有機化学教室の内山 真伸教授、巳上 幸一郎 JSPS 特別研究員らのグループが、ホウ素カチオンの創製に成功

 基礎有機化学教室の内山 真伸教授、巳上 幸一郎 JSPS 特別研究員らのグループは、「ホウ素カチオンの創製」に成功しました。その成果は2014年5月11日付けの英科学誌「Nature Chemistry」にオンラインで掲載され、News & Views (http://www.nature.com/nchem/journal/vaop/ncurrent/pdf/nchem.1953.pdf) にも取り上げられました。
 

 通常の典型元素は最外殻電子の数が8個になるとオクテット則を満たし安定に存在できると考えられています。内山教授らは、ホウ素元素の最外殻に4個しか電子が埋まっていない「ホウ素カチオン(ボリニウムイオン)」の単離・創製に成功し、その特性を明らかにしました。特に、炭素–ホウ素結合しか持たないボリニウムイオンは世界初の分子です。カルボランアニオンなどの低配位性の対アニオンを利用することがポイントです。ホウ素中心は、1)直線状二配位構造、2)異常に強いLewis 酸性と酸素原子親和性 などを示し、これまでのホウ素の化学にはない特徴を持っていることなども明らかにしました。薬学の研究にどう役に立つかって?基礎研究はきっと10年後の応用を変える!


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