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2014/08/05 (Tue)

薬品代謝化学の浦野泰照教授らが自然に明滅する蛍光色素の開発と超解像蛍光イメージングへの応用に成功

生きた細胞の構造を鮮明に撮る!
  ~自然に明滅する蛍光色素の開発と超解像蛍光イメージングへの応用

細胞を生きた状態のまま観察できる蛍光イメージング法は、これまでさまざまな生命現象を明らかにしてきました。 しかし、蛍光イメージング法の空間分解能は約200ナノメートルであり、細胞の中にある複雑な構造を観察するには不十分でした。 近年研究が進められている「超解像蛍光イメージング法」は、蛍光色素を明滅させることでこの限界を超えられる手法です。 しかし、この手法で一般的な蛍光色素を用いる場合には細胞に添加物を加え、強いレーザーを照射する必要があり、このような条件は細胞に悪影響を与え、細胞を元気な状態で観察するのは困難でした。

東京大学大学院医学系研究科、同薬学系研究科浦野泰照教授らは、ローダミンと呼ばれる蛍光色素に最適な化学スイッチを導入し、条件によらず自然に明滅する蛍光色素「HMSiR」の開発に成功しました。 さらに開発した蛍光色素を用いて細胞の骨格を形成する微小管を染色し、細胞に優しい弱いレーザー光によって約1時間にわたって微小管の動く様子を観察することに初めて成功しました。

今回開発した蛍光色素を使うことで生きた状態のまま細胞の詳細な構造を観察することが可能となり、さまざまな生命現象の解明に役立つことが期待できます。

なお、本研究成果は、Nature Chemistry(7月20日)に掲載されました。

※詳細はこちら[PDF: 356KB]をご覧下さい。

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