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2018/04/26

薬品代謝化学教室の高橋翔 大大学院生、鏡味優大学院生、花岡健二郎准教授、浦野泰照教授らの 研究グループは、生きている細胞から臓器までのpHを蛍光で簡便に 計測する技術を開発


科学技術振興機構(JST)研究成果展開事業【先端計測分析技術・機器開発プログラム】において、薬品代謝化学教室の高橋翔大大学院生、鏡味優大学院生、花岡健二郎准教授、浦野泰照教授らの研究グループは、生きている細胞から臓器までのpHを蛍光で簡便に計測する技術を開発しました。
本研究成果は2018年4月24日付で米国化学会誌「Journal of the American Chemical Society」のオンライン速報版で公開されました。
 

雑誌名:Journal of the American Chemical Society
論文タイトル:Development of a Series of Practical Fluorescent Chemical Tools To Measure pH Values in Living Samples
著者:Shodai Takahashi, Yu Kagami, Kenjiro Hanaoka, Takuya Terai, Toru Komatsu, Tasuku Ueno, Masanobu Uchiyama, Ikuko Koyama-Honda, Noboru Mizushima, Tomohiko Taguchi, Hiroyuki Arai, Tetsuo Nagano, and Yasuteru Urano.
DOI番号:10.1021/jacs.8b00277
アブストラクトURL:https://pubs.acs.org/doi/10.1021/jacs.8b00277
 
 細胞は取り込んだタンパク質や有機物質の代謝、細胞構成成分の合成、輸送など、さまざまな生化学反応を調整して、生命機能を維持しています。これらの生化学反応を効率良く行うために細胞内には多くの異なった小器官(オルガネラ)が存在し、それぞれ種々の生化学反応に最適なpHを維持しています。臓器レベルでも生体内のpHは維持されている一方、pHの異常はさまざまな疾患に繋がります。
 本研究では、細胞内オルガネラから生体内の臓器に至るまで、生きたまま蛍光でpHを測定する新たな蛍光色素群を開発しました。これまでの蛍光色素と比較して、今回開発した蛍光色素は光の照射による色素の褪色が遅く、長時間の測定が可能になりました。さらに、酸性から中性にかけてオーダーメイドで見たいpHに適した蛍光色素に作り変えられるため、生きた状態でさまざまなオルガネラや臓器のpHを測定することができます。
 本研究成果は、細胞内オルガネラや臓器内のpHをこれまでより簡便かつ正確に、かつリアルタイムに測定することにつながり、がんの画像診断への応用や、pHの異常が関与する疾患の解明およびそれに基づく薬の開発に貢献することが期待されます。
 
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