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2019/04/10

生長幸之助講師(有機合成化学教室)、林久允助教(分子薬物動態学教室)が平成31年度文部科学大臣表彰を受賞


文部科学省から、平成31年度科学技術分野の文部科学大臣表彰受賞者の決定についての発表があり、本学本研究科の生長幸之助講師(有機合成化学教室)が早稲田大学の推薦により早稲田大学の山口潤一郎教授とともに科学技術賞(理解増進)を、林久允助教(分子薬物動態学教室)が公益財団法人日本薬学会の推薦により若手科学者賞を受賞することになりました。文部科学大臣表彰は科学技術に関する研究開発、理解増進等において顕著な成果を収めた者について、その功績を讃えることにより、科学技術に携わる者の意欲の向上を図り、もって我が国の科学技術の水準の向上に寄与することを目的としています。
 表彰式は、平成31年4月17日(水)12時10分から文部科学省講堂で執り行われます。
   
業績名:
    科学技術賞(理解増進)  生長講師:ウェブを通じた化学研究と教育の理解増進
    若手科学者賞 林 助教:小児肝臓難病の克服に資する化合物の発見とその実用化研究
業績の概要
「ウェブを通じた化学研究と教育の理解増進」
 2000年当時、ウェブ上の科学情報は玉石混淆であり、専門家の査読を経ていないことから信頼性が低かった。正確性・信頼性を備えた情報提供を行う持続的ウェブインフラの構築は、極めて達成困難であった。中でも化学領域では取り組みが遅れており、化学情報に特化した啓発型ウェブサイトは国内・国外どちらを見ても皆無だった。
 本活動は、候補者らが2000年5月に立ち上げた化学ポータルサイト「Chem-Station」に関連するものである。候補者らを筆頭に、有志スタッフ120余名で運営される。博士号レベルの専門執筆者の手による6000以上の化学関連記事が、万人に無料公開されている。コンテンツ管理システム(CMS)の早期導入により、多分野の有志スタッフの参画、地理的要因に左右されない寄稿、同一仕様での記事作成を実現したことが持続性を維持できた所以である。
 本活動により、化学非専門者のみならず、大学院生以下の「未来の化学者」層への情報伝達を実現した。この化学情報伝達・啓発ウェブシステムの確立は、科学啓蒙サイトと科学コミュニケーション人材におけるロールモデルとなり、化学研究と教育の理解増進に寄与している。
 
「小児肝臓難病の克服に資する化合物の発見とその実用化研究」
肝内胆汁うっ滞を伴う小児肝臓難病には有効な治療法がなく、患児は乳幼児期に致死性の経過を辿る。一部の難病には肝移植が著効するが、肝移植は極度の身体的負担に加え、ドナー不足の問題も抱える治療法である。
 林氏は、肝細胞の毛細胆管側膜に発現する輸送担体BSEPの発現量低下が、当該難病の病態発症・進展に繋がることを見出した。また本知見に基づいた創薬研究から、尿素サイクル異常症治療薬のブフェニールが有する新規薬効「BSEPの細胞膜発現量増強作用」を発見した。さらに臨床試験を企画し、ブフェニールが当該難病に対する世界初の医薬品となる可能性を確認した。
 本研究成果は、小児肝臓難病の画期的医薬品として結実し、当該難病患児の生命予後の改善、ひいては患児を含むご家族の生活の質向上が実現するものと期待される。
生長講師、林助教
科学技術賞(理解増進部門):科学技術に対する理解増進、普及啓発等に関して顕著な業績を挙げた成果に対する表彰。
若手科学者賞:次世代を担う若手研究者の自立を促し、独創性の高い科学技術の発信に貢献するため、萌芽的な研究あるいは、独創的視点に立った研究等、高い研究開発能力を示した若手研究者個人を表彰。受賞時(表彰年度4月1日現在)において40歳未満の研究者が対象。

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