メニュー

EN

トピックス

2019/10/29

天然物化学教室の森貴裕助教と阿部郁朗教授ら が、テレオシジン類の骨格形成に関わる新奇酸化酵素の反応機構解析に成功


東京大学薬学系研究科の阿部郁朗教授と森貴裕助教らの研究グループは、生物活性天然物の基本骨格の構築に関わる酸化酵素の立体構造を明らかにし、酵素反応のメカニズムを解明しました。本研究成果は2019年10月21日付でNature Chemical Biology (オンライン版)に掲載されました。
 
原著論文: Molecular basis for the P450-catalyzed C–N bond formation in indolactam biosynthesis  (Nature Chemical Biology) doi: 10.1038/s41589-019-0380-9
論文はこちら: https://www.nature.com/articles/s41589-019-0380-9
 
テレオシジン類は強力なprotein kinase Cの活性化作用を示し、医薬品のシード化合物としても注目される化合物群です。これまでに多くの構造活性相関研究が行われており、特徴的な9員環ラクタム骨格が活性の発現に必須であることが明らかとなっています。しかしながら、これまでにこの骨格がどのように生体内で合成されるかについては明らかとされていませんでした。
今回、研究グループはテレオシジン類の骨格形成に関わる酸化酵素を同定し、酵素に受け入れられる本来の化合物の一部分を変換した類似化合物を用いて酵素反応を行いました。その部分がどのように中心骨格の構築に重要かを確かめることで、メカニズムに対する知見を得るとともに、一連の非天然型新規化合物の創出に成功しました。さらに、酵素の立体構造を取得し、それを基に変異を導入することで酵素の活性部位に位置するアミノ酸残基の役割、重要性を明らかにしました。それらの情報を元に酸化酵素が触媒する、化合物の活性発現に必要な骨格構築の反応機構を明らかとしました。有機合成では困難な反応などに対して生体触媒によるドラッグデザインへの貢献が期待されます。
UTokyo Researchへのリンクはこちら:
https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/press/z0111_00011.html

2019/11/06
プレスリリース 天然物合成化学教室の鎌倉大貴博士研究員、萩原浩一特任助教、井上将行教授らが、抗不整脈活性を有する複雑天然物タラチサミンの全合成に成功new
2019/11/06
受賞 天然物合成化学教室の長友 優典講師、基礎有機化学教室の王 超助教がMSD生命科学財団Chemist Award BCA 2019を受賞new
2019/11/05
受賞 一條秀憲教授が2019年秋の 紫綬褒章を受章new
2019/10/29
プレスリリース 天然物化学教室の森貴裕助教と阿部郁朗教授ら が、テレオシジン類の骨格形成に関わる新奇酸化酵素の反応機構解析に成功
2019/10/08
プレスリリース 薬学系研究科薬品代謝化学教室の浦野泰照教授、医学系研究科生体情報学分野の千葉真由美博士課程学生、神谷真子准教授らが、1細胞レベルで標的細胞の細胞死誘導が可能な試薬を開発
2019/09/25
お知らせ 研究・教育年報第23巻を公開しました
2019/09/24
プレスリリース 遺伝学教室の篠田夏樹特任助教、花輪望未大学院生、三浦正幸教授らが、細胞死を実行する因子として知られるカスパーゼが、非細胞死性に器官の成長を促進し、器官サイズの安定性に寄与することを発見
2019/08/28
プレスリリース 薬学系研究科薬品代謝化学教室の浦野泰照教授、医学系研究科生体情報学分野の河谷稔博士課程学生、山本恭子博士課程学生、神谷真子准教授らが、前立腺がんをその場で光らせて検出する新しい種類の蛍光試薬を開発
2019/08/28
プレスリリース 生理化学教室の高尾大輔助教・山本昌平研究員 ・北川大樹教授が、中心小体複製の制御メカニズムをモデル化
2019/08/02
プレスリリース 薬化学教室の翟 璐晗(ザイ ルーハン)特任研究員と大和田智彦教授らが、アルツハイマー病に関係していると考えられているアミロイドβの凝集構造の起源について計算化学を用いて解析し、今まで認識されていなかった弱い電子相互作用を疎水性領域に発見
東京大学

東京大学 薬友会 薬学振興会
国際フォトテラノスティクス共同研究教育拠点 東京大学 医療イノベーションイニシアティブ
ワンストップ創薬共用ファシリティセンター 創薬機構
東大アラムナイ 東京大学基金

Copyright© 2018
東京大学大学院 薬学系研究科・薬学部
All Right Reserved.
Produced by coanet

ページの上部へ↑