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2021/03/18一條秀憲教授に日本学士院賞の授賞が決定
このたび、大学院薬学系研究科・薬学部の一條 秀憲（いちじょう ひでのり）教授が、日本学士院賞を受賞されることが決定しました。
一條教授は、1997年、酸化ストレスに応答してアポトーシス（細胞死）を誘導するタンパク質リン酸化酵素としてASK1(Apoptosis Signal-regulating kinase 1)を発見して以来、ASK1に類縁のASKファミリー分子群(ASK1, ASK2, ASK3)の機能解析を中心に、細胞レベルのストレス応答の研究分野で世界を牽引してきました。酸化ストレス、小胞体ストレス、浸透圧ストレスなど様々な環境変化を細胞がどのように受容するのか、新たな分子メカニズムを解明するとともに、その破綻が筋萎縮性側索硬化症（ALS）をはじめとする神経変性疾患やがん・炎症など、多様な疾患の原因になることを明らかにしました。 これらのオリジナリティの高い知見は、ストレス応答の破綻を原因とする疾患に対して革新的な創薬基盤創生につながることから高く評価されています。現在も、ストレス応答機構という観点から老化やがんなど社会的要請の高い問題に対して積極的に取り組んでおられます。
このたびのご受賞を心よりお慶び申し上げますとともに、一條教授のご健勝と益々のご活躍を祈念申し上げます。
（大学院薬学系研究科・薬学部 名黒功）
日本学士院賞授賞の決定について（日本学士院ウェブサイト）
一條教授は、1997年、酸化ストレスに応答してアポトーシス（細胞死）を誘導するタンパク質リン酸化酵素としてASK1(Apoptosis Signal-regulating kinase 1)を発見して以来、ASK1に類縁のASKファミリー分子群(ASK1, ASK2, ASK3)の機能解析を中心に、細胞レベルのストレス応答の研究分野で世界を牽引してきました。酸化ストレス、小胞体ストレス、浸透圧ストレスなど様々な環境変化を細胞がどのように受容するのか、新たな分子メカニズムを解明するとともに、その破綻が筋萎縮性側索硬化症（ALS）をはじめとする神経変性疾患やがん・炎症など、多様な疾患の原因になることを明らかにしました。 これらのオリジナリティの高い知見は、ストレス応答の破綻を原因とする疾患に対して革新的な創薬基盤創生につながることから高く評価されています。現在も、ストレス応答機構という観点から老化やがんなど社会的要請の高い問題に対して積極的に取り組んでおられます。
このたびのご受賞を心よりお慶び申し上げますとともに、一條教授のご健勝と益々のご活躍を祈念申し上げます。
（大学院薬学系研究科・薬学部 名黒功）
日本学士院賞授賞の決定について（日本学士院ウェブサイト）
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