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2020/11/11

遺伝学教室の樫尾宗志朗 助教、三浦正幸 教授が血中代謝産物を介した組織修復の遠隔制御機構を発見


東京大学大学院薬学系研究科の樫尾宗志朗 助教と三浦正幸 教授は、組織修復において、傷ついていない離れた組織からのシグナルが傷ついた組織の修復能力を左右することを発見しました。ショウジョウバエ幼虫の傷ついた上皮組織の修復過程において、上皮組織から離れた傷ついていない組織である脂肪体のトリプトファン-キヌレニン代謝が上皮組織の傷害によって変化し、血中に存在する下流代謝産物であるキヌレン酸が修復に寄与することを明らかにしました。さらに、脂肪体内で代謝されるS-アデノシルメチオニン産生を阻害すると、トリプトファン-キヌレニン代謝の阻害と同様に血中のキヌレン酸量が減少することから、修復期における代謝経路同士のつながりも明らかになりました。

本研究成果は2020年11月6日付でiScience電子版に掲載されました。
発表論文
雑誌:iScience
題目:Kynurenine metabolism in the fat body non-autonomously regulates imaginal disc repair in Drosophila
著者:Soshiro Kashio and Masayuki Miura
DOI:  https://doi.org/10.1016/j.isci.2020.101738
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