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2021/04/16

分子薬物動態学教室の根本駿平 大学院生、森田勝久 大学院生、 水野忠快 助教、楠原洋之 教授がトランスクリプトームデータ解析による、天然物の複雑な作用の理解を促進する方法論を開発


分子薬物動態学教室の根本駿平 大学院生、森田勝久 大学院生、水野忠快 助教、楠原洋之 教授の研究グループは、トランスクリプトームデータの解析により、天然物の複雑な作用の理解を促進する方法論を開発しました。本研究成果は、2021年4月9日のJournal of Natural Products 誌に掲載されました

発表論文
雑誌:Journal of Natural Products
題目:Decomposition profile data analysis for deep understanding of multiple effects of natural products
著者:Shumpei Nemoto*, Katsuhisa Morita*, Tadahaya Mizuno‡ and Hiroyuki Kusuhara‡
論文へのリンク:https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acs.jnatprod.0c01381
DOI:10.1021/acs.jnatprod.0c01381

発表概要
天然物は一般に複数の作用を有していますが、見出されやすい主たる作用以外の作用は認識されづらいため、作用を包括的に理解することが困難です。本研究グループでは、以前
開発したプロファイルデータ解析手法を用い、天然物の作用を分解して事前に推定することで、作用理解を効率化するアプローチを試みました。天然物レシナミンと構造がよく類似したシロシンゴピンのトランスクリプトームデータを同手法に供し、推定された複数の作用のうち文献報告のないものについて実験科学的に検証したところ、培養細胞においていずれの作用も確認されました。さらにHDAC阻害作用等いくらかの作用については、推定された作用強度と実測された作用強度との相関が確認されました。
本研究の成果は、複合的な天然物の作用の理解を助け、新たな創薬シーズの発見に貢献することが期待されます。


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