IC (Intensive Course)


 第9回ICにつきまして慎重に検討してまいりましたが、余震の可能性、計画停電に伴う交通機関の影響、原子力発電所の憂慮すべき事態など、次々と新たな状況が生じております関係で、大変申し訳ございませんが延期とさせて頂きます。日程につきましては未定ですが、改めてご連絡致します。
 

「世界」と「日本」と「日本人」をきちんと考えよう

  

★ポスター(PDF)はこちら

日 時 2011年3月26日(土) 10時〜17時
場 所 東京大学 小柴ホール

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【趣旨】
 1990年代以降の新薬研究開発活動の指標は、日本及び日本人の占める地位が徐々に沈下していることを示す。政府・産業界のこれまでの対応は、未承認薬などの過去の負の遺産の解消には一定の役割を果たしているが、日本の新薬R&Dの沈滞状況に大きな影響を与えるには至っていない。皆が不安の中にいる。 日本と日本人が直面している状況は、これまでの産官学の産業政策のパラダイムやアプローチを漫然と適用し、その延長線上で解決が図れる類のものではない可能性が高い。日本・日本企業・日本affiliate・日本人は生き残るのだろうか? 消え去るのだろうか? 生き残るとすればどのような姿・形で? 
 第9回を迎える東京大学医薬品評価科学集中コース(Intensive Course)では、日本・日本人が置かれている現状を、根拠のない掛け声や押し付けられたステレオタイプな政策論を排除し、データに基づき冷静に議論する。「こうなれば良い」という単なる希望的観測では話を終わらせない。他の多くのシンポジウムでは区別されない「日本・日本企業・日本affiliate・日本人」をはっきり区別して、意味のある、実効性のある話をしよう。
 具体的には、次のような論点を参加者とともに考えたい。

・ 世界、外国、日本、日本企業、日本affiliate、日本人・・を考えるための枠組みを知る。
・ 日本の新薬R&Dの現状をデータから理解する。
・ 外国人から見た現在の日本・日本人industry expertsの姿を知る。
・ 企業が生き残るためのR&D戦略を考える。
・ この業界で生き残れるのはどのような日本人? 背景、専門性、言葉・・を考える
・ 規制当局の施策の帰結と含意を評価する。
・ 日本人(患者、健康な人、納税者・・)にとってのグローバル化の功罪を考える。


【議題・演者】
《背景、本日の目標、論点と議論の枠組み》

「何が問題で、何がどうでもよいのか、正しく理解しましょう」

   小野俊介(東京大学大学院 薬学系研究科)

《全体像と総論》

「医薬品開発のグローバル化と日本・日本人」

   吉永寿一(グラクソ・スミスクライン 開発本部)

《内資製薬企業の戦略と生き残り》

「製薬産業を取り巻く環境と企業の戦略」

   安積織衛(アステラス製薬 経営企画部)

「日本企業の経営戦略と生き残り」

   田村浩司(田辺三菱製薬 経営企画部)

《あなたとグローバル》

「海外での業務経験と国際化」

   宮崎浩一(第一三共株式会社 アジア開発部)

「グローバル企業から見た日本の医薬品市場」

   武田雅弘(ヤンセンファーマ 薬事統括部)

《あなたと、特に中国》

「中国ビジネス成功の鍵―異文化コミュニケーションの体験談」

   陳愛依(第一三共株式会社 アジア開発部)

《日本と日本人を見る目》

" Why is it "fushigi" to be a Global Citizen and Japanese Citizen? "

   Elizabeth J. Cobbs, PhD. (Executive Officer, Head of Health Policy & Access,

    MSD K.K.)

全体討論: 10年後、20年後、「あなた」はどういう姿なのだろうか

《国際化と規制当局》

「新薬開発の国際化と日本の承認審査」

   斉藤和幸 (医薬品医療機器総合機構 新薬審査第三部)

東京大学大学院薬学系研究科
医薬品評価科学講座
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