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6.トランスポーターに関する情報検索データベース(T-search)の構築
近年、薬物トランスポーターが多数クローニング、機能解析されており、世界的にトランスポーター研究が急速に展開されている。研究の進展につれて、製薬企業における創薬プロセスにおいても、薬物動態を決定する因子としてのトランスポーターの重要性が認知されつつあるが、現状では文献情報が氾濫しており、命名法や実験法も多様化してきたため、必要な情報だけを種々の角度から検索して、簡便に抽出できるデータベースの構築が切望されていた。そこで、数年前より、ファルマシア株式会社(小沢直記博士(現:ワイス株式会社))、早稲田大学理工学総合研究センター(濱義昌教授)、日本ビジュアルサイエンス株式会社(滝克彦氏)と当教室の共同研究により、薬物トランスポーターの情報検索サイト”T-search”が構築された (URL: http://www.ilab.rise.waseda.ac.jp/transdb/)(図8)。本サイトには、各種薬物トランスポーターの基質、臓器分布・局在、薬物間相互作用に関する情報について掲載されている。また、個々の情報とPubMedの文献データベースが直接リンクされており、より詳細な情報もすぐに入手可能になっている。トランスポーターに関するデータベースでは、データ量、質共に世界最大級であると自負している。今後も、定期的なupdateを行い最新の情報を提供できるよう努力する一方、発現変動、遺伝子変異などより多彩な情報を掲載していくべく、教官・学生および株式会社CAC(代表:松井一氏)の協力を得て目下拡充を行っている。
図8 トランスポーターに関する情報検索データベース(T-search)

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