国際交流
教室紹介
薬学 - 創薬学
研究科長・学部長 | 三浦 正幸 |
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副研究科長 | 浦野 泰照 |
副研究科長 | 村田 茂穂 |
教育研究評議員 | 阿部 郁朗 |
(2022.7.1現在)
※:薬科学専攻長★:薬学専攻長
各教室のホームページは各教室の責任で運営されています。
薬品代謝化学
https://taisha.f.u-tokyo.ac.jp教授:浦野 泰照★
助教:上野 匡・小松 徹
Chemical Biologyを駆使して、新たな生命現象解析・画期的な新医療技術創成を実現する
研究課題- 蛍光・増感・ケージドプローブの論理的デザイン法の確立を目指した光物理有機化学研究
- 新規光機能性プローブの開発とその細胞生命現象解析への応用
- 動物体内でのin vivo病態可視化・動的制御を実現する光機能性プローブ・MRIプローブの開発
- 微小がんの術中迅速可視化・治療を実現する光機能性プローブの開発と新医療技術創成
- 蛍光プローブを活用した創薬及び創薬標的の探索に関する研究
また私たちは全く新たな臨床医療技術の創成を目指して、独自の切り口によるケミカルバイオロジー研究も展開しています。例えば外科手術、内視鏡施術時に、疾患部位を迅速可視化するケミカルツールを多数開発しています。さらに開発したツールが真に実用的であることを検証するために、日本国内や諸外国の20以上の臨床医グループと臨床蛍光イメージングネットワークを形成し、密接な共同研究を展開しています。
以上のように、新たな生命現象解析を目指した化学-生物連携研究、画期的な新医療技術創成を目指した医薬連携研究を、兼務先である本学医学部生体情報学分野の教室員も交えながら、日夜行っています。
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蛋白構造生物学
https://kouzou.f.u-tokyo.ac.jp教授:清水 敏之
准教授:大戸 梅治
助教:平野 良憲・張 志寛
酵素などのタンパク質や核酸の機能と生体での役割を三次元構造に基づいて解明する
研究課題- タンパク質の三次元構造を解明するX線解析による構造生物学
- X線結晶構造解析によるタンパク質,核酸などの構造と機能
- 核内タンパク質の構造生物学
- 相同組換えに関わるタンパク質の構造生物学的解析
- 自然免疫に関与する蛋白質の構造生物学的研究
構造生物学は、タンパク質や核酸などの三次元構造に基づいて、その活性、機能、物性、相互作用、生体での役割などの諸現象を解明します。私たちは、巨大分子量のタンパク質の三次元構造を詳細に解析できるタンパク質X線結晶構造解析法を中核に、生化学、分子生物学、遺伝子工学や蛋白質工学から放射光科学までの学際的な手法を駆使します。こうして、医薬創製の面で希求されている三次元構造情報を構造生物学のアプローチによって得ています。
このような研究の基盤と目的のもとに、核内で機能するタンパク質や脂溶性低分子をリガンドとする核内レセプター、相同組換えに関わるタンパク質、自然免疫応答に関与する蛋白質による病原性リガンドの認識機構,およびシグナル伝達機構の構造生物学的な研究を進めています。また、シンクロトロン放射光や計算科学など、新たな構造研究法の開発にも積極的に取り組んでいます。
![]() 1.自然免疫に関わるTLR8とリガンドとの複合体構造 |
![]() 2.核内レセプターVDRとリガンドとの複合体構造 |
免疫・微生物学教室
https://meneki.f.u-tokyo.ac.jp教授:堀 昌平
准教授:瀬戸口 留可
助教:中島 啓
特任助教:村上 龍一
免疫システムの制御原理を解き明かす
研究課題- 免疫寛容と免疫恒常性の確立・維持メカニズム
- 制御性T細胞分化と機能のメカニズム
- 細菌の病原性発現の分子機構の解明
近年、「自己」に対する免疫寛容と免疫恒常性の獲得・維持において、制御性T細胞(regulatory T cells; Treg)と呼ばれるT細胞亜集団が中心的な役割を担っていることが明らかにされてきました。当研究室は、Tregを介した制御システムの動作原理を、分子(遺伝子)、細胞、細胞集団、組織、個体にわたる様々な階層を通して解明すべく、主にマウスを用いた遺伝学的、免疫学的、分子生物学的、生化学的手法を用いて研究しています。
![]() 免疫系による「自己」「非自己」識別の破綻は様々な疾患に関係している |
![]() Foxp3陽性制御性T細胞(Treg)は免疫寛容・免疫恒常性の維持に必須の役割を担う |
(定量研)応用免疫学
教授:新藏 礼子(社会連携講座)分子腫瘍薬学
教授(兼):堀 昌平特任准教授:榎本 豊