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教室紹介

薬科学 - 物理薬科学

研究科長・学部長 浦野 泰照
副研究科長 後藤 由季子
副研究科長 富田 泰輔
教育研究評議員 清水 敏之
 
 
(2025.10.1現在)
:薬科学専攻長
:薬学専攻長
各教室のホームページは各教室の責任で運営されています。
 

生体分析化学

https://taniguchi.icems.kyoto-u.ac.jp/
教授:谷口 雄一

生命の複雑な挙動を論理的に理解し、次世代の薬学・医学・生命科学を創造する

研究課題
  1. 分子解像度でのゲノムの動作原理の解明
  2. 全分子スケールでの単一細胞の構成原理の理解
  3. 分子情報に基づく生命状態の高度AI予測と疾病制御
                                   
 私たちの研究室では、生物学・物理学・化学・AI・薬学・医学・工学 ・情報学などの、多様な分野の知見を基に、多種の分子からなる生命の働きの全容を解明し、生命を構成する細胞の状態を自在に操る、新しい原理のテクノロジーを創出することを目標としています。

 近代の薬学・医学・生命科学においては、ゲノムシーケンサーや質量分析法、ゲノム編集、生成AIなど、新しいテクノロジーの創出によってその進展が支えられています。私たちの研究室では、従来の確立された手法にとらわれることなく、各分野の最先端の知見を基に新しい画期的なテクノロジーの創出に挑戦し、これを基盤として、生命システムの理解、診断、予測、制御の方法を飛躍的に発展させることを目指しています。
 
大規模DNA計測とスーパーコンピューティングに基づくゲノムの3次元分子モデリング(Cell, 2019)
大規模DNA計測とスーパーコンピューティングに基づくゲノムの3次元分子モデリング(Cell, 2019) 
細胞内における生体分子の3次元空間分布を1分子感度で可視化する超高感度顕微鏡の開発(特許6086366号、Science, 2010)
細胞内における生体分子の3次元空間分布を1分子感度で可視化する超高感度顕微鏡の開発(特許6086366号、Science, 2010) 

生命物理化学

https://biophys.f.u-tokyo.ac.jp/
教授:竹内 恒
講師:幸福 裕
助教:徳永 裕二
特任助教:外山 侑樹

核磁気共鳴法を中心に独自の手法を開発し、動的構造情報から生命現象を解明する

研究課題
1. 動的構造解析に基づく生物学的・創薬科学的に重要なタンパク質の機能解明
2. 相互作用解析に基づくシグナル伝達やエネルギー代謝を司る生体分子群の機能解明
3. 高分子量タンパク質の立体構造やダイナミクスを解析するNMR手法の開発
4. 生体分子の機能環境を再現する試料調製法と洗練された安定同位体標識法の開発
5. in-cell NMR法による細胞内の生命現象のリアルタイム観測と細胞内創薬への展開


   タンパク質の精緻な立体構造情報は、生体機能の解明や創薬への応用に重要な役割を果します。一方、近年タンパク質は単一の構造のみをとるのではなく、複数の機能的構造の間を揺れ動いており、このような動的な性質がタンパク質の機能発現や機能制御に直結することが分かってきました。
   生命物理化学教室では、主に核磁気共鳴(NMR)法を用いてタンパク質の動的構造を解析することにより、生体分子が機能を発現する機構を解明し、生命現象を理解することを目指しています。解析対象としては、Gタンパク質共役型受容体(GPCR)、トランスポーターなどの膜タンパク質、生物学的・創薬科学的に重要な細胞内シグナル伝達やエネルギー代謝を司る生体分子群に着目しています。当研究室では、高分子量タンパク質の動的構造を解析する独自のNMR手法の開発を推進するとともに、生体分子の機能環境を再現する試料調製法や、高度な安定同位体標識法の開発により、従来は解析が困難であった対象について動的構造情報の取得に成功しています。さらに、細胞内環境にあるタンパク質の動的構造を解析するため、細胞内(in- cell)NMR法の開発と細胞内創薬への展開も行っています。当研究室で取り扱うタンパク質はいずれも創薬標的としての重要性が高く、研究成果は合理的な薬物デザインを行う上において有用な情報を与えると期待されます。
 
図1:当研究室のNMRを用いた動的構造解析によって解明された生命現象の例(A) 多剤耐性転写因子の構造平衡が決める(B)転写活性比 (Proc Natl Acad Sci (2019) 116, 19963. (C) GPCR (β2アドレナリン受容体)の各リガンドの薬効度 (Nat Commun (2012) 3, 1045:Angew Chem Intl Ed (2014), 53, 13376)
図1:当研究室のNMRを用いた動的構造解析によって解明された生命現象の例(A) 多剤耐性転写因子の構造平衡が決める(B)転写活性比 (Proc Natl Acad Sci (2019) 116, 19963. (C) GPCR (β2アドレナリン受容体)の各リガンドの薬効度 (Nat Commun (2012) 3, 1045:Angew Chem Intl Ed (2014), 53, 13376) 
図2:当研究室で開発された新規NMR実験と抗体医薬アナログへの適用 (J Med Chem.(2020) 63, 5360:Nat Methods. (2019) 16, 333)
図2:当研究室で開発された新規NMR実験と抗体医薬アナログへの適用 (J Med Chem.(2020) 63, 5360:Nat Methods. (2019) 16, 333) 


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