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2023/02/02有機合成化学教室の山次健三助教がLectureship Award MBLA 2022を受賞
有機合成化学教室の山次健三助教が、「エピゲノムへの合成的介入を可能にする化学触媒の開発」の業績を評価され、Lectureship Award MBLA 2022を受賞しました。 本賞は、日本の有機合成化学分野における若手研究者の独創性を喚起し、優秀な人材を育成することを目指して設立された賞であり、有機合成化学分野において優れた業績をあげ今後の発展が期待される40歳未満の若手研究者に授与されます。
生命は、それが持つ生体分子とそれらに介在する化学反応のネットワークによってその機能が精密に制御されています。DNAを細胞の核内に収納するヒストンタンパク質に起こる翻訳後修飾(エピゲノム)はその重要なひとつです。山次助教は、求核触媒作用と動的結合交換反応を融合した複数の新規触媒システムを開発し、生きた細胞内のヒストンタンパク質に対して、天然から非天然にいたる翻訳後修飾を、酵素に依存せずに導入することに成功しました。山次助教の開発したヒストンアシル化触媒は、純粋に化学的な手法によって細胞のエピゲノムに介入し細胞機能を変化させる初の例となり、細胞の化学ネットワークに合成化学的に介入する端緒を拓きました。
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生命は、それが持つ生体分子とそれらに介在する化学反応のネットワークによってその機能が精密に制御されています。DNAを細胞の核内に収納するヒストンタンパク質に起こる翻訳後修飾(エピゲノム)はその重要なひとつです。山次助教は、求核触媒作用と動的結合交換反応を融合した複数の新規触媒システムを開発し、生きた細胞内のヒストンタンパク質に対して、天然から非天然にいたる翻訳後修飾を、酵素に依存せずに導入することに成功しました。山次助教の開発したヒストンアシル化触媒は、純粋に化学的な手法によって細胞のエピゲノムに介入し細胞機能を変化させる初の例となり、細胞の化学ネットワークに合成化学的に介入する端緒を拓きました。
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- 2023/09/22
- プレスリリース 有機合成化学教室の幅崎美涼 大学院生、水本真介 受託研究員、梶野英俊 博士研究員、川島茂裕 准教授、山次健三 助教、金井求 教授らの研究グループが、細胞内で酵素のようにヒストンを修飾する化学触媒の開発に成功
- 2023/09/14
- 受賞 分子生物学教室 後藤由季子教授が2023年度「武田医学賞」を受賞
- 2023/09/14
- プレスリリース 蛋白構造生物学教室の張志寛 助教、大戸梅治 准教授、清水敏之 教授らの研究グループが、NLRP1インフラマソーム活性化の新たな抑制因子としてチオレドキシンを同定し、その複合体の構造を解明
- 2023/09/09
- プレスリリース 東京大学大学院薬学研究科の長井広樹博士研究員、三浦正幸教授、中嶋悠一朗講師らの研究グループが、栄養環境に応答した脱分化現象を同定
- 2023/08/29
- プレスリリース 天然物合成化学教室の渡邉祐基大学院生、両角久寛大学院生、武藤大之博士、萩原浩一助教、井上将行教授が、ステロイドアルカロイドであるバトラコトキシンの全合成を達成
- 2023/08/04
- プレスリリース 蛋白質代謝学教室の入木朋洋大学院生(研究当時)、濱崎純講師、村田茂穂教授らによる研究グループが老化細胞におけるタンパク質分解センターを発見
- 2023/07/05
- お知らせ 薬学系研究科の後藤由季⼦教授がEMBO Associate Memberに選出されました
- 2023/06/16
- プレスリリース 遺伝学教室の中野翔太郎大学院生(研究当時)、樫尾宗志朗助教、三浦正幸教授らによる研究グループが、ショウジョウバエを用いて感染によらない自己成分を介して組織傷害を感知して自然免疫を活性化するメカニズムを解明
- 2023/06/13
- プレスリリース 天然物化学教室の呂双 大学院生(研究当時)、森貴裕 准教授、阿部郁朗 教授らの研究グループが、抗生物質の生物活性に重要な分子骨格を構築する新奇縮合酵素の構造機能を解明
- 2023/05/23
- プレスリリース 生命物理化学教室の徳永裕二 助教と竹内恒 教授らの共同研究グループが、サブテラヘルツ波が⽔とタンパク質のミクロな混合を加速することを発見