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2023/04/10

天然物化学教室の森貴裕准教授が、令和5年度科学技術分野の文部科学大臣表彰若手科学者賞を受賞しました


 文部科学省では、科学技術に関する研究開発、理解増進等において顕著な成果を収めた者を「科学技術分野の文部科学大臣表彰」として顕彰しています。若手科学者賞は、我が国の科学技術分野において、萌芽的な研究、独創的視点に立った研究等、高度な研究開発能力を示す顕著な研究業績をあげた40歳未満の若手研究者に対し贈られるものです。
 
【受賞業績名】
 天然薬物生合成酵素の酵素工学に関する研究
 
【研究内容】
 天然から単離される新規化合物は減少の一途を辿っており、新規化合物を取得する新しい系の構築が求められている中、生合成を用いた有用物質生産を行う合成生物学が注目されています。森准教授は、酵素-酵素複合体を形成する生合成酵素群による天然物生合成、代謝に着目し、低温電子顕微鏡解析とX線結晶構造解析を組み合わせ、酵素の動きを含む反応機構を解明しました。また、天然物の複雑骨格形成、構造多様性の構築に関わる酵素の基質複合体構造を取得し、立体構造を基盤とした部位特異的変異導入により、これまで困難とされてきた酵素の合理的触媒機能の拡張と驚異的な多段階反応触媒型人工酵素の創出に成功しました。これらの研究は、天然物を凌ぐ新規有用物質の創出、天然物に匹敵する創薬シード化合物ライブラリーの構築などにつながると期待されます。
 
https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/mext_01224.html
 

2024/03/22
プレスリリース 生理化学教室の竹田穣大学院生、知念拓実助教、畠星治特任講師、北川大樹教授らの研究グループが中心小体の基本骨格形成メカニズムを解明new
2024/03/18
プレスリリース 天然物合成化学教室の渡邉歩博士、長友優典講師、廣瀬哲博士、彦根悠人大学院生、井上将行教授が、AIDS根治を志向したチグリアンジテルペンの全合成を達成new
2024/02/16
プレスリリース 分子薬物動態学教室の吉開泰裕大学院生、水野忠快助教、楠原洋之教授らの研究グループが、言語AIが多様な化合物構造を学習する過程の特徴を発見
2024/02/08
受賞 天然物化学教室の森貴裕准教授が第16回井上リサーチアウォード (Inoue Science Research Award)を受賞
2024/02/07
プレスリリース 衛生化学教室の青木淳賢 教授、薬化学教室の大和田智彦 教授らの研究グループが免疫を活性化するGタンパク共役型受容体GPR34のリガンド結合様式を解明
2024/01/17
プレスリリース 蛋白構造生物学教室の浅見仁太 大学院生(研究当時)、清水敏之 教授、大戸梅治 准教授らの研究グループがB型肝炎ウイルスが感染受容体に結合するしくみを解明
2024/01/12
プレスリリース 薬品代謝化学教室の小松徹助教らの研究グループが、1分子レベルの酵素活性計測に基づく膵臓がん患者血液中の酵素活性異常の発見
2024/01/09
プレスリリース 薬品作用学教室の池谷裕二教授が、東北大学と共同で、迷走神経は情動を形成するための脳活動と連動する仕組みを解明
2023/12/22
プレスリリース 東京大学大学院薬学研究科の冨士田壮佑特任研究員、三浦正幸教授、中嶋悠一朗講師らの研究グループが、常在幹細胞と再生特異的な未分化細胞が協調することでクラゲの触手が迅速に再生する仕組みを解明
2023/12/21
プレスリリース 薬品代謝化学教室の栗木優五大学院生、曽川マリー大学院生(いずれも研究当時)、浦野泰照教授らの共同研究グループが、タンパク質分解酵素の働きを視る蛍光分子の新規モジュール型設計法を確立
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