メニュー

EN

トピックス

2023/06/16

遺伝学教室の中野翔太郎大学院生(研究当時)、樫尾宗志朗助教、三浦正幸教授らによる研究グループが、ショウジョウバエを用いて感染によらない自己成分を介して組織傷害を感知して自然免疫を活性化するメカニズムを解明


 遺伝学教室の中野翔太郎大学院生(研究当時)、樫尾宗志朗助教、三浦正幸教授らによる研究グループは、ショウジョウバエを用いて感染によらない自己成分を介して組織傷害を感知して自然免疫を活性化するメカニズムを解明しました。本研究成果は、2023年6月15日付で米国の科学雑誌「PLOS Genetics」誌(オンライン版)に掲載されました。

〈雑誌〉 PLOS Genetics
〈題名〉 Damage sensing mediated by serine proteases Hayan and Persephone for Toll pathway activation in apoptosis-deficient flies
〈著者〉 Shotaro Nakano, Soshiro Kashio, Kei Nishimura, Asuka Takeishi, Hina Kosakamoto, Fumiaki Obata, Erina Kuranaga,
    Takahiro Chihara, Yoshio Yamauchi, Toshiaki Isobe, and Masayuki Miura*
〈号〉  e1010761, 2023
〈D O I〉 https://doi.org/10.1371/journal.pgen.101076

発表概要
 自然免疫は脊椎動物から無脊椎動物に至るほとんど全ての多細胞生物に存在する重要な生体防御機構です。自然免疫のもつ大切な役割の一つは、細菌やウイルスなどの外来病原体を感知して排除するような感染応答ですが、自然免疫が生体内に生じた組織の傷害を感知して非感染性に活性化することも知られています。無脊椎動物は獲得免疫を持たず、防御機構として自然免疫のみに頼りますが、感染ではなく組織傷害に応答した免疫活性化のメカニズムへの理解が立ち遅れていました。本研究は、ショウジョウバエの自然免疫が自己成分を介して組織傷害を感知するメカニズムの一端を解明するものです。動物種の約6割を占める昆虫で、組織傷害に特徴的な過酸化水素を感知して自然免疫が活性化するメカニズムを見出したことで、進化的に発達してきた自己成分による新たな自然免疫活性化機構への理解が深まると期待されます。

プレスリリースはこちら
 

2024/07/10
受賞 天然物合成化学教室の萩原浩一助教が2024年度天然物化学談話会奨励賞を受賞new
2024/07/10
プレスリリース 分子薬物動態学教室の東一織大学院生、水野忠快助教、楠原洋之教授らの研究グループが、組織中の細胞種の比率を準網羅的に推定するアルゴリズムを開発new
2024/06/21
プレスリリース 薬品作用学教室の吉本愛梨 大学院生、池谷裕二 教授らの研究グループが心拍数を意図的にコントロールする神経メカニズムを解明
2024/05/28
プレスリリース 免疫・微生物学教室の瀬戸口留可准教授、千菊智也大学院生、堀昌平教授らによる研究グループが免疫記憶を担うメモリーCD8 T細胞の恒常性維持機構を解明
2024/05/22
受賞 分子薬物動態学教室の水野忠快 助教が2024年度CBI学会若手奨励賞を受賞
2024/05/17
プレスリリース 有機合成化学教室の梅田大輝 大学院生、東屋勇都 大学院生、山梨祐輝 助教、金井求教授らの研究グループが、光をあてなくても化学励起によりアミロイドを壊せる分子を開発
2024/05/09
プレスリリース 生体分析化学教室の岡部弘基 助教、大阪大学の原田慶恵 教授らの研究グループが細胞内で自発的に作られる熱が神経分化を駆動するしくみ(温度シグナリング)を解明
2024/05/09
プレスリリース 有機合成化学教室(金井 求 教授)と機能病態学教室 (富田 泰輔 教授)は共同で、アルツハイマー病関連のアミロイドを低分子で副作用を抑えて分解する触媒の開発に成功
2024/04/19
プレスリリース 基礎有機化学教室の鳥海尚之講師、内山真伸教授と東京工業大学の永島佑貴助教(本学卒業生)、田中健教授らの共同研究グループが優れた円偏光発光特性を示す3次元に共役系が広がったヘリセンの不斉合成に成功
2024/04/18
受賞 薬品代謝化学教室の浦野泰照教授が第1回神戸賞・大賞を受賞
東京大学

東京大学 薬友会 薬学振興会
東京大学 医療イノベーションイニシアティブ
ワンストップ創薬共用ファシリティセンター 創薬機構
東大アラムナイ 東京大学基金

Copyright© 2018
東京大学大学院 薬学系研究科・薬学部
All Right Reserved.
Produced by coanet

ページの上部へ↑