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2024/04/18薬品代謝化学教室の浦野泰照教授が第1回神戸賞・大賞を受賞
薬品代謝化学教室の浦野泰照教授が公益財団法人中谷医工計測技術振興財団第1回神戸賞・大賞を受賞することになりました。対象となった研究課題は「オリジナル蛍光プローブの精密開発とその活用による、革新的生体・医療イメージング技術の創製」です。「神戸賞」は、今後日本がリードしていく分野として注目されている「BME(Bio Medical Engineering)分野〜生命科学と理工学の融合境界領域〜」においてイノベーションをもたらす優れた独創的な研究で実績を挙げた研究者を対象とするもので、中谷財団設立40周年を記念して今年度から創設された新たな学術賞です。
浦野教授は、病態の解明や創薬、先端研究に不可欠な技術であるバイオイメージング技術の鍵となる蛍光プローブ(体内で特定の細胞や生理活性分子を生きたまま可視化することを可能とする機能性分子)と呼ばれる分子の開発において、独創的かつ論理的な精密分子設計法を多数確立し、これらを駆使して実用的な蛍光プローブを多数開発することに成功し、基礎生物・化学関連領域に大きなインパクトを与えました。さらに、浦野教授は、独自の技術を基盤として、国内外の臨床外科医と連携し、プローブ溶液を噴霧するだけで1ミリ以下の病変を検出できる術中迅速がんイメージング技術という化学と医療の新たな融合領域を開拓しました。これらは現在、臨床試験、薬事申請が行われています。加えて、がん細胞のみを選択的に殺傷するプロドラッグ型低分子治療薬、核医学イメージング薬の開発など、独創的な発想に基づく化学プローブ開発とその生物学・医療応用成果において、浦野教授の研究は世界に大きなインパクトを与え続けており、これらの業績を高く評価され、今回の受賞に至りました。
賞の詳細はこちらをご覧ください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000119957.html
浦野教授は、病態の解明や創薬、先端研究に不可欠な技術であるバイオイメージング技術の鍵となる蛍光プローブ(体内で特定の細胞や生理活性分子を生きたまま可視化することを可能とする機能性分子)と呼ばれる分子の開発において、独創的かつ論理的な精密分子設計法を多数確立し、これらを駆使して実用的な蛍光プローブを多数開発することに成功し、基礎生物・化学関連領域に大きなインパクトを与えました。さらに、浦野教授は、独自の技術を基盤として、国内外の臨床外科医と連携し、プローブ溶液を噴霧するだけで1ミリ以下の病変を検出できる術中迅速がんイメージング技術という化学と医療の新たな融合領域を開拓しました。これらは現在、臨床試験、薬事申請が行われています。加えて、がん細胞のみを選択的に殺傷するプロドラッグ型低分子治療薬、核医学イメージング薬の開発など、独創的な発想に基づく化学プローブ開発とその生物学・医療応用成果において、浦野教授の研究は世界に大きなインパクトを与え続けており、これらの業績を高く評価され、今回の受賞に至りました。
賞の詳細はこちらをご覧ください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000119957.html
- 2025/04/30
- 受賞 天然物化学教室の阿部郁朗教授が、令和7年春の紫綬褒章を受章
- 2025/04/13
- プレスリリース 野崎多実子 大学院生(研究当時)、小野田真由 大学院生、幅崎美涼 大学院生、竹内悠馬 大学院生、川島茂裕 准教授、金井求 教授らの研究グループが、ヒストンの様々な位置を選択的にアセチル化できる化学触媒の開発に成功
- 2025/04/07
- プレスリリース 劉紫昀 大学院生(研究当時)、川島茂裕 准教授、金井求 教授らの研究グループが、Texas A&M大学 Jonathan T. Sczepanski 教授の研究グループと共同で、ヒストン修飾とDNA修復の新たな関係の解明に成功
- 2025/03/31
- プレスリリース 基礎有機化学教室の滝谷悠太大学院生、齋藤大河大学院生、鳥海尚之講師、内山真伸教授の研究グループが、フタロシアニン類縁体の新規合成手法を開発
- 2025/03/26
- プレスリリース ワンストップ創薬共用ファシリティセンターの岡部弘基特任准教授、京都工芸繊維大学・外間進悟助教、大阪大学・原田慶恵教授らの共同研究チームがカーボン量子ドット(CQD)を用いた新しい蛍光ナノ温度計を開発
- 2025/03/18
- プレスリリース 有機合成化学教室の有井優 大学院生、于 宗瀚 大学院生、陳 虹宇 大学院生(研究当時)、三ツ沼治信 助教、金井求 教授らの研究グループが、石油資源アルケンから医薬品の重要構造である第三級アルコールを効率的に構築する触媒システムの開発に成功
- 2025/02/25
- プレスリリース 定量生命科学研究所の鯨井智也 助教、越後谷健太 特任研究員、胡桃坂仁志 教授による研究グループは、本研究科分子生物学教室の岸雄介 講師(研究当時)、後藤由季子 教授とともに、がんタンパク質による遺伝子制御の仕組みを発見
- 2025/02/17
- プレスリリース 蛋白質代謝学教室の王妍 大学院生(研究当時)、王漪 大学院生、濱崎純 講師、村田茂穂 教授らの研究グループがジストニア原因遺伝子の機能を解明
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- プレスリリース 有機合成化学教室のBenjamin D. A. Shennan研究員、福田智之 大学院生、山根三奈 大学院生、小山喬 学部生(研究同時)、三ツ沼治信 助教、金井求 教授らの研究グループが、チロシンを選択的にリン酸化する化学触媒法(STAR反応)の開発に成功
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