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2021/12/10

薬品作用学教室の小山隆太准教授らの研究グループが、神経幹細胞に発現する温度受容体を介した、ストレス応答の新たなメカニズムを解明


薬品作用学教室の小山隆太准教授らの研究グループは、神経幹細胞に発現する温度受容体を介した、ストレス応答の新たなメカニズムを明らかにしました。本研究成果は2021年11月26日のScience Advances誌(オンライン版)に掲載されました。
 
雑誌:Science Advances
題目:Thermosensitive receptors in neural stem cells link stress-induced hyperthermia to impaired neurogenesis via microglial engulfment.
著者:Yutaka Hoshi, Koji Shibasaki, Philippe Gailly, Yuji Ikegaya, Ryuta Koyama.
論文へのリンク:https://doi.org/10.1126/sciadv.abj8080
 
私たちが心理的・社会的ストレスを受けると、発熱が生じることがこれまでに知られていました。この発熱は心因性発熱と呼ばれ、その発生メカニズムについてこれまでに様々な研究が展開されてきました。一方で、この発熱がその後生体にどのような影響を及ぼすのか、及ぼすとすればどのようなメカニズムが存在するのかについては不明なままです。
研究グループは、脳の神経幹細胞に発現する温度受容体タンパク質の一つであるTransient receptor potential vanilloid 4 (TRPV4) が、ストレスによって生じるマイクログリアによる神経幹細胞の貪食と成体神経新生の減少に関与することを明らかにしました。本研究から、脳の温度受容体の活性化がストレス応答とその後の脳への影響に関与することや、そのメカニズムが明らかにされました。
 

2023/12/21
プレスリリース 薬品代謝化学教室の栗木優五大学院生、曽川マリー大学院生(いずれも研究当時)、浦野泰照教授らの共同研究グループが、タンパク質分解酵素の働きを視る蛍光分子の新規モジュール型設計法を確立
2023/12/07
プレスリリース 衛生化学教室の近江純平 特別研究員、河野望 准教授、青木淳賢 教授らの研究グループがB細胞リンパ腫の生存能に重要な細胞内リン脂質代謝システムを解明
2023/12/05
プレスリリース 遺伝学教室の三浦正幸教授、理化学研究所生命機能科学研究センター栄養応答研究チームの小坂元陽奈基礎科学特別研究員、小幡史明チームリーダーらの国際共同研究グループが若齢期のみのアミノ酸摂取制限により寿命延長する仕組みを解明
2023/12/01
受賞 分子薬物動態学教室の水野忠快 助教が2024年度日本薬学会奨励賞を受賞
2023/11/25
受賞 基礎有機化学教室の鳥海尚之 助教が2024年度日本薬学会奨励賞を受賞
2023/11/21
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2023/11/21
プレスリリース 天然物合成化学教室の渡辺崇央博士、大賀恭平大学院生、的場博亮博士、長友優典講師(研究当時)、井上将行教授が、抗がん剤であるタキソールの全合成を達成
2023/11/20
受賞 天然物化学教室の牛丸理一郎助教が2024年度日本薬学会奨励賞を受賞
2023/11/10
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